感情に焦点を当てた、性格・人生を変えていく療法です

 

カウンセリングでは以下のようなことへ介入、支援いたします。

・日常生活に支障が出るような精神症状

  うつ状態、適応障害、不安感、孤独感、
  ひきこもり、不登校、摂食障害、パニック症、虐待、DVなどの悩み

  ギャンブル依存症、家族や職場での様々な問題

 

・「もっとこんな自分になりたい!」など自己実現への支援

 

 

この療法の基になっている療法は1970年前後にアメリカで編み出され、問題解決型の療法として注目されました。

傾聴やアドバイス型のカウンセリングが主流な日本において近年ではその効果が評価され、より日本人に合うように感情に焦点を当てて医療機関でも用いられています。(医療保険適応外)。

理論は心理学の交流分析、技法は「いま、ここ」の気づきを大切にする感情消化法ゲシュタルト療法を用いています。

 

 

~カウンセリングの例~

 

とても緊張症のAさん(40才)、明日は仕事で大勢の前での発表を控えています。

この数日は眠れず、胃まで痛くなってきました。

そして本番、Aさんは緊張のあまりに頭が真っ白、冷や汗と震えが止まりません。

 

緊張症も度が過ぎると社会生活に支障があり、Aさんはこの緊張症という悩み(問題)を解決するためにカウンセリングを受けました。

 

この療法では問題となっている場面での思考・感情・行動を明らかにしていきます。

  思考:何を考えて

  感情:どう感じているか

  行動:どんな行動をとるか、またはどんな症状(体の変化)があるか

 

Aさんの場合、

  思考:「間違わないで、しっかりと発表しなければならない」と考え

  感情: 緊張を感じ

  行動:「眠れない、胃が痛い、頭が真っ白、冷や汗」の症状

これは、Aさんの1つ反応パターン(性格)です。

 

さて、Aさんはこの反応パターンをいつから持っているのでしょう。

もちろん、生まれたての赤ちゃんだったAさんが緊張症だったとは考えられません。

恐らくは幼少期のある場面でこの反応パターンを取り入れました。

カクンセリングでは、Aさんにその取り入れた場面(原初場面)に身を置いてもらい(再体験)、反応パターンの書き換えをしていきます。

 

Aさんは4才の幼稚園の発表会の場面で、母親に「間違わないように、しっかりしなさい」と言われ続けた場面に同じ緊張感を感じました。

本当は、「これまでよく頑張って練習してきたね。失敗してもいいよ、あなたらしく楽しく発表しておいでね」と言ってほしかったのです。

しかし母親は、「間違わないように、しっかりしなさい」と言い、さらに頭が真っ白になってセリフを忘れて失敗したAさんを不機嫌な態度で叱りました。

 

まだ4才の小さなAさんは、母親に嫌われたかもしれないという恐れ、そのままを受け入れてもらえない悲しみがありました。そしてそんな態度をした母親に怒りもありました。

 

カウンセリングでは「恐れ・悲しみ・怒り」といった人が生まれながらに持つ本物の感情を感じていきます(感情消化法)

そして客観性が出た思考で、「これからはどうするのか」という現在のAさんにとってよりポジティブな新しいパターンを自ら取り入れていきます。

 

Aさんは、

「間違ってもいい。しっかりしなくてもいい。」

「ありのままの、そのままの自分でいい」ということに気付きました。

 

カウンセリング後、Aさんは緊張しすぎることなく、頭が真っ白にならす、冷汗も胃の痛みもなく、自分らしく発表ができるようになりました。

眠れないということもありません。

 

カウンセラーが「こう考えるといいですよ」といったアドバイスはしません。

クライアント自身がどうなりたいのか、自ら目標を決めて進めていきます。

 

自分の1つの反応パターン(性格)を今の自分にとってよりポジティブなパターンに書き換え、悩み(問題)の再燃・再発を抑える療法です。